スペインで恐竜卵の化石が30個発掘される
昨年秋、スペイン北東部のロアレという町で、大きな恐竜の巣2つが古生物学者のチームによって発掘されました。その中にはティタノサウルスの卵が30個も入っていました。
この恐竜の卵の発掘プロジェクトは、スペインのサラゴサ大学とポルトガルのNOVA デ・リスボン大学が中心となり、スペイン、ポルトガル、ドイツの古生物学者と学生25名が参加して行われました。
2021年9月から始まったこのプロジェクトの主な作業は、少なくとも12個の恐竜の卵が入った大きな巣を発掘することでした。その卵は2トン以上の岩の中に隠れていました。2020年、科学者はセルロースと石膏材で岩を保護し、その後の解体を容易にするために金属構造で補強しました。
サラゴサ大学によると、恐竜の卵はすべて球形で、それぞれの直径は約15センチです。状態は非常によく、異なるグループに分かれていることから、おそらく複数の巣のものと思われます。
上記の12個に加え、プロジェクトを通して合計30個の恐竜の卵の化石が発掘されました。
分析によると、これらの巣は、6600万年前の白亜紀まで生息していた首の長いティタノサウルスのものの可能性があります。
「総勢5名で1日8時間、50日間かけて巣を掘り起こし、ブルドーザーの力を借りてようやく発掘できました」と、NOVA デ・リスボン大学で発掘プロジェクトを担当するミゲルモレノ-アザンツ(Miguel Moreno-Azanz)氏は語ります。
今回の発掘以外に、2021年には10個の小さな岩石を発掘しました。
発掘現場から恐竜の卵が運び出された後、化石はロアレの一時保管施設に運ばれ、今春、近隣のウエスカ県に完成する予定の実験博物館で公開されるそうです。
(翻訳・呉思楠)
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