(Shutterstock)

北宋名将 張永徳の奇縁(3)

当時、趙匡胤は周世宗の下で、勇敢に戦い多くの軍功を立てました。その名声はますます高くなりましたが、彼は出自が低く戦に必要な鞍や、衣類、道具を用意することができませんでした。張永徳はしばしば家のお金と物資を使い彼を助けました。

張永徳は、趙匡胤は優秀で輝かしい戦いをしたと感じていました。彼の年齢を尋ねると、亥年の生まれで、猪年でした!張永徳は大変喜び、以来、心を込めて彼に仕えました。使う物はすべて2つ用意し、趙匡胤が必要なら直ちに届けました。

その後、趙匡胤の弟・趙匡義が結婚を考えますが、相手は大家の娘・符氏でした。趙匡義は「符氏は裕福な家で、私たちは貧しくまともな結納を出せない。どうしよう?」と相談しました。

▶ 続きを読む
関連記事
速度無制限で走れる道路が、世界にわずか2カ所だけ存在することをご存じだろうか。夢と危険が隣り合うマン島とドイツ・アウトバーン。その実態と意外な背景をご紹介。
冬至後は陽気が生まれ始める大切な時期。羊肉は脾と腎を温め、体の内側から寒さに負けない力を養う伝統の食材。少量を上手に取り入れることで、冷えやすい体をやさしく支えます。
冬至後は陽気が芽吹く繊細な時期。ごちそう続きで気が詰まりやすく、肝と脾胃のバランスが乱れがちに。巡りを整える筑前煮の養生法を紹介します。
冬の乾燥で荒れがちな肌に、カボチャの自然な力を。食べても塗っても潤いを与える栄養と、簡単にできる手作りスキンケアを紹介。季節を楽しみながら肌を整えたい人に。
便利で豊かな今だからこそ、忘れがちな「内なる強さ」。派手さはないが人生を静かに支える、昔ながらの7つの習慣。その積み重ねが、迷いや試練に揺れない自分をつくる。今こそ読みたい一篇です。日常に取り入れるヒントが詰まっています。