1月20日、台湾総統府は頼清徳副総統(写真)が来週、米国で飛行機を乗り継いで中米ホンジュラスを訪問すると発表した。台北で2017年9月撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu)

台湾副総統、来週のホンジュラス訪問で米国経由 中国は反発

[台北 20日 ロイター] – 台湾総統府は20日、頼清徳副総統が来週、米国で飛行機を乗り継いで中米ホンジュラスを訪問すると発表した。往復でカリフォルニア州のロサンゼルスとサンフランシスコを経由する。

頼氏は台湾とホンジュラスの関係強化に向け、27日に予定されるカストロ新大統領の就任式に出席する予定。

台湾の指導者は通常、中南米に渡航する際は米国を経由する。

総統府によると、米政府は台湾代表団を歓迎し、頼氏は乗り継ぎの間に米国の政治家とオンライン会合を開く予定。

総統府は「バイデン政権は発足以来、具体的な行動とともに台湾への力強い支持を繰り返し示してきた。双方があらゆる分野で引き続き関係を深めていくだろう」と表明した。

一方、米国務省は、頼副総統の米国での乗り継ぎは「私的で非公式」なものであり、台湾が領土の一部だとする中国の主張を踏まえた米国の「一つの中国」政策に変わりはないと説明した。

米国は台湾と国交を結んでいないが、同盟関係にはあり、兵器の主要供給国となっている。

国務省報道官は、台湾にある米国の窓口機関である米国在台湾協会のジェームズ・モリアーティ会長が頼氏をカリフォルニアで出迎えると明らかにした。

中国国務院(政府)台湾事務弁公室は、中国は米国と台湾間のいかなる公式な交流にも強く反対するとし、台湾の独立派に誤ったシグナルを送らないよう米国に求めた。

関連記事
法輪功の李洪志氏は「人類はなぜ迷いの社会なのか」を発表し、人々に堕落に抵抗し迷いから抜け出すことを促した。シドニー科技大学の馮崇義教授は、李氏の教えが「真、善、忍」に基づき、宗教的な倫理と人道を広く伝えていると評価している。
元北朝鮮駐英公使のテ・ヨンホ氏は、ロシアで戦う北朝鮮兵士に対し脱北を呼びかけた。テ氏は自由アジア放送のインタビューで「稀有な亡命の機会」と述べ、韓国への逃亡を勧めるとともに、兵士たちが金正恩のために命を犠牲にする必要はないと強調した。国を裏切る国の指導者、金正恩とはそういう人間ということだ。歴史には彼の汚名と犯罪しか残らないだろう。
ほんの数十年前まで抑止力の核を担っていた航空母艦(空母)は、もはやその力を失いつつある
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
スイスのチューリッヒ芸術大学は、中国のハルビン工業大学との共同プログラムを終了した。同校は協力終了の背景には、学位基準の違いや運営上のリスクがあるとしている。今後多くの大学が同様の対応を取る可能性が指摘されている