世界中のピラミッド(22)モンゴル
5千年前のモンゴルのピラミッド
2001年7月、中国の考古学者が、内モンゴル自治区赤峰市の四家子鎮で、今から5千年前に建てられたとされるピラミッドを発掘しました。考古学者によると、このピラミッドは、保存状態最高の紅山文化時期のピラミッドだというのです。
このピラミッドは四家子鎮北の約1キロメートル離れた場所に位置し、遠くから見ると、台形の丘にしか見えません。しかし、近づいてみれば、それは岩石で建設された3層の階段状の円錐型の建築物で、直径60メートルあります。
ピラミッドの頂部には7つの墓と祭壇のような遺跡があり、周囲には、内側に「米」と刻まれた焼き物の破片が散らばっているため、古代の人々の天文学に対する理解などに関係しているのではないかとされています。また、7つの墓の中から骨製の長い笛と石と、完全な保存状態の女神像が発掘されました。
紅山文化は、今から約5、6千年前、内モンゴル自治区、遼寧省、河北省、そして、吉林省の交接地帯に存在した新石器時代の文化であり、紅山文化のピラミッドは、現在、世界中で最も古い大型建築の一つとされています。
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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