世界中のピラミッド(22)モンゴル
5千年前のモンゴルのピラミッド
2001年7月、中国の考古学者が、内モンゴル自治区赤峰市の四家子鎮で、今から5千年前に建てられたとされるピラミッドを発掘しました。考古学者によると、このピラミッドは、保存状態最高の紅山文化時期のピラミッドだというのです。
このピラミッドは四家子鎮北の約1キロメートル離れた場所に位置し、遠くから見ると、台形の丘にしか見えません。しかし、近づいてみれば、それは岩石で建設された3層の階段状の円錐型の建築物で、直径60メートルあります。
ピラミッドの頂部には7つの墓と祭壇のような遺跡があり、周囲には、内側に「米」と刻まれた焼き物の破片が散らばっているため、古代の人々の天文学に対する理解などに関係しているのではないかとされています。また、7つの墓の中から骨製の長い笛と石と、完全な保存状態の女神像が発掘されました。
紅山文化は、今から約5、6千年前、内モンゴル自治区、遼寧省、河北省、そして、吉林省の交接地帯に存在した新石器時代の文化であり、紅山文化のピラミッドは、現在、世界中で最も古い大型建築の一つとされています。
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。