「立場新聞」を捜査する香港警察(宋碧龍/大紀元)

香港メディア「立場新聞」運営停止 歌手の何韻詩さんら幹部逮捕で 国連などが非難

香港メディア「立場新聞」は29日、運営停止を発表した。現職と前職の幹部など7人が香港警察に逮捕され、事務所は強制捜査を受けた。中国共産党の影響を受ける香港当局の言論弾圧に対し、国際社会は厳しく非難している。

逮捕されたのは鍾律師元編集長や林紹桐編集長代理、元民主派議員の呉靄儀(マーガレット・ン)氏、同社役員で歌手の何韻詩(デニス・ホー)さんなど。鍾氏の妻で「蘋果日報」の副社長だった陳沛敏氏も再逮捕されたという。

「立場新聞」が自社Facebookで運営停止を告知すると、20分以内に7000人以上のユーザーが悲しい感情の絵文字を投稿したほか、「立場新聞」に感謝を伝える投稿も多数見られた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情
また社会報復か。中国・福州で暴走車。当局は「操作ミス」と説明するが、減速なしの逆走に市民は納得せず。
北京を取り囲む高速トンネルで爆発。凄惨な映像が拡散する一方、1週間以上が経過しても中国公式メディアは沈黙。なぜ何も報じられないのかという怒りが広がっている。
中国で感染症が急拡大。子どもを中心に重症化や死亡が相次ぎ、ICUは満床との声も。中共当局の発表と医療現場の実感には大きな隔たりがある。