岸信夫防衛大臣(CHARLY TRIBALLEAU/AFP via Getty Images)

日中防衛当局が「ホットライン」開設へ 中国側の声明「意見一致」と明言せず

防衛省によると、岸信夫防衛相と中国の魏鳳和国務委員兼国防相は27日、テレビ会談を行った際、日中間の偶発的な軍事衝突を回避するために、両国防衛当局間の専用回線「ホットライン」を2022年末までに設置することで一致した。

防衛省の発表では、両大臣は、2018年に運用開始した「日中防衛当局間における海空連絡メカニズム」について、その実効性を向上させるため「日中防衛当局間ホットライン」の早期開設が重要であると改めて確認した。また、来年内のホットライン運用開始を目指すことでも意見一致したという。

しかし、両大臣のテレビ会談に関する中国国防省の声明には、魏国防相がホットラインの開設に賛成したとの記述はない。魏氏が「日中防衛当局は交流と実務協力を強化し、海空連絡メカニズムをさらに発展させる必要がある」などと述べたという。岸防衛相の発言として、「日中間の海空連絡メカニズムにおける直通電話回線の構築を推し進める」と紹介した。

▶ 続きを読む
関連記事
天安門事件を目撃し、中共官製メディアの記者からキリスト教伝道師へ転身した汪勁氏の半生。軍の腐敗や臓器収奪、過酷な監視と弾圧の実態を告発し、現在はカナダで自由を語る元中共官製メディアの記者の証言
中国の自動車各社で2026年上半期の減益・赤字が相次いだ。BYDは純利益が前年同期比20.5%減。値下げ競争と需要鈍化で収益が悪化し、主要5社の損失は計約2810億円に上った
中国で出国管理が強まっている。海外で働く中国人が帰国時に勤務先の写真や住所、保険などの提出を派出所から求められたほか、有効な渡航書類を持つ大学生が空港で出国を止められる事例も相次いでいる
2022年、胡錦濤を党大会の会場から退場させた人物が、甘粛省の要職に抜擢された。異例の「退場劇」から約4年。習近平の側近・孔紹遜が省の指導部入りを果たした
パリの地下鉄で中国人のパスポート8冊を拾ったフランス人女性が中国大使館に連絡したが、電話を切られた。Googleに『星1つ』の低評価を投稿した2週間後、大使館が返答した。海外中国人への領事対応が改めて疑問視される