2017年1月12日、韓国ソウルにあるサムスン電子本社に掲げられた社旗(Chung Sung-Jun/Getty Images)

米中経済戦の最中…サムスン電子、テキサスに新たな半導体工場を建設

半導体供給網の確保をめぐり米中経済戦が激しさを増すなか、韓国サムスン電子が米テキサス州テイラー市に半導体工場を新設すると発表した。米国は今回の新設について、米政府の供給網再編に対する「米韓の持続的な努力の産物」と評した。いっぽう中国は、ファーウェイに対する制裁や米企業買収の失敗で、半導体市場拡大に苦戦している。

サムスン電子は11月23日(現地時間)、テキサス州知事官邸で開かれた記者会見で、米国内に新規ファウンドリー半導体生産ラインの建設敷地として同州テイラー市を最終選定したと発表した。同日の会議にはサムスン電子キム・ギナム代表取締役副会長、アボット州知事、コーニン米上院議員らが参加した。

同市の工場新設には170億米ドル(約1兆9500億円)が投じられ、同社の米国投資の中では過去最大規模となる。サムスン電子によると、今回の工場は5G、HPC(高性能計算)、AI(人工知能)など先端技術に不可欠な半導体が生産される。キム副会長は「グローバル半導体供給網の安定化はもちろん、雇用の創出、人材養成など地域社会の発展にも寄与する」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米テキサス州のケン・パクストン司法長官は17日、ネットワーク機器メーカー「ティーピーリンク」を提訴したと発表した。訴状では、同社が製品の販売にあたり誤解を招く宣伝を行ったほか、中国共産党が米国の消費者の所有する家庭内機器にアクセス可能になると指摘
「結婚は?」「子供は?」この圧力、万国共通である。レンタル恋人まで登場する時代だが、実はもっと簡単な切り抜け方がある
当局の呼びかけとは逆に、中国のSNSでは、日本を14日間旅行した男性が両親との旅の様子を紹介した動画が注目を集めており、コメント欄には称賛の声が寄せられている
旧正月前に建設業中心に未払い賃金抗議が拡大した。クレーン登頂や自殺未遂、殺人事件も。背景に不動産不況と財政悪化
中国で民間美術館が深圳・上海などで相次ぎ閉館。不動産不況の余波で、文化現場にまで影響広がる。昨年上半期だけで10館以上が姿を消した。経済失速の現実を映す鏡だ