中国出生率、過去43年間の最低水準「予想より早く人口減に転じる」=専門家
9月に発表された「中国統計年鑑2021」によると、中国の出生率は過去43年間で最も低い水準となっている。 専門家は、中国の人口増加が予定よりも早くマイナスになる可能性があると指摘した。
統計によれば、2020年中国全国の出生率は1000人あたり8.52人となり、1978年以来の最低水準だった。中国メディア・第一財経によると、同時期の中国の自然人口増加率は1000人あたり1.45人で、1978年以来の最低水準となっている。
広東省人口発展研究所所長の董玉整教授は第一財経の取材に対し「コロナ禍は、若者への経済的プレッシャーの増大など、人々の生殖活動に影響している」とし、防疫活動による行動制限で社会的交流や結婚へのマイナス思考が要因と述べた。
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。