2008年7月17日、中国・北京で、赤い腕章をつけて街をパトロールする高齢女性。2008年北京オリンピックに向けて、当局は退職した住民を「赤い腕章のセーフガード」として組織した。(Guang Niu/Getty Images)

「ピアノ王子」も見逃さなかった北京最大の住民スパイ組織「朝陽群衆」その実態とは

「ピアノ王子」と呼ばれる人気演奏家のユンディ・リの買春行為を通報し、同氏の逮捕に「貢献」した北京朝陽区のボランティア団体「朝陽群衆」は最近、官製メディアに頻繁に取り上げられ注目を集めている。

2013年以降、少なくとも20人近くの著名人が「朝陽群衆」の通報で、摘発された。麻薬を使用したジャッキー・チェンの息子の房祖名の逮捕も「朝陽群衆」の情報提供がきっかけだった。

中国メディアの報道によると、「朝陽群衆」の歴史は40年以上前にさかのぼる。1974年、中国共産党機関紙の人民日報は、朝陽区の民兵組織が公安当局に協力して6人のスパイを捕らえたという記事を掲載した。

▶ 続きを読む
関連記事
CCTV春晩が異例の青・黒基調に。例年の赤一色から一転し、SNSで「暗い」と話題。「赤馬紅羊劫」の伝承がささやかれ、1966年の文革を想起させる不穏な演出に注目
中国の新年コンサートで「踏馬迎春」という曲が話題に。馬年の縁起語のはずが、発音は強い罵り言葉とほぼ同じ。祝福か皮肉か。ネットでは「本音のガス抜き」との声も
中国の旧正月特番が炎上。「4時間笑えなかった」との声に加え、批判コメントが表示されない疑惑も拡大
中共は輸入関税の全面免除を通じて対アフリカ経済関係の拡大を打ち出しているが、専門家からは、経済支援の側面だけでなく外交・政治戦略としての狙いを指摘する声も上がっている
米テキサス州のケン・パクストン司法長官は17日、ネットワーク機器メーカー「ティーピーリンク」を提訴したと発表した。訴状では、同社が製品の販売にあたり誤解を招く宣伝を行ったほか、中国共産党が米国の消費者の所有する家庭内機器にアクセス可能になると指摘