11月17日、レモンド米商務長官(写真)はインド太平洋地域で経済的枠組みを構築する計画について、来年初めにも立ち上げる可能性があるとし、今回のアジア歴訪は地ならしが目的と述べた。9月撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

インド太平洋の経済的枠組み、来年初めにも立ち上げ=米商務長官

[シンガポール 17日 ロイター] – レモンド米商務長官は17日、インド太平洋地域で経済的枠組みを構築する計画について、来年初めにも立ち上げる可能性があるとし、今回のアジア歴訪は地ならしが目的と述べた。

当地で開催されたフォーラムで「より正式なプロセスを来年初めに開始する見込みだ。この地域における適切な経済的枠組みが完成する」と語った。

実際の合意を意味するかとの質問に対し「その通りだ」と答えた。

その上で「これは中国に関するものではない。インド太平洋でわれわれのパートナーと強固な商業・経済関係を築くためのものだ。過去数年間を除いて米国は長い間、この地域で強力な関係を築いてきた」と述べた。

バイデン米大統領は先月、インド太平洋地域のパートナーと地域経済の枠組みを巡る協議を開始する意向を示した。

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