グリーンランド東部の氷山の横を通る船舶温暖な気温が氷を溶かすにつれて北極圏は新たな地政学的および経済的重要性を持つようになってきている(AP通信)

北極圏の権利主張する中国 態度は南シナ海より静か 専門家「様子見している」

一部の北極圏専門家によると、北極圏への関与に関しての中国のアプローチは、南シナ海における攻撃的な戦術よりもはるかに柔軟である。南シナ海では海事分野の権利に関して各国と絶えず意見が対立しており、しばしば航行の自由をめぐる論争を引き起こしている。 

対照的なアプローチの背後には多くの理由がある。学者2人が最近同意したことによれば、中国が多国間の北極評議会に貢献し、北極諸国と協力し、北極地域の将来が中国の国家安全保障の問題であると主張する試みにおいてますます困難に直面している。 

デンマーク王立防衛大学(Royal Danish Defence College)戦略および軍事学部(Institute for Strategy and War Studies)のカミラ・ソレンセン(Camilla T.N. Sorensen)准教授は、「私たちが北極圏で見ているのは、北極圏での世界と地域の横断的なセキュリティダイナミクスの複雑化がますます進んでいることです。中国にとってこれは北極圏での行動がより困難になったことを意味します」と述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
AIの自信満々の「大丈夫です」は、疑ってみたほうがいいのかもしれない。中国でAIにレストラン予約を頼んだ男。AIは「予約成功」と断言したが、実際に店へ行くと席は存在せず…
中国で政府批判を理由に4年間服役していた民主活動家が出所。しかし、その姿は歩けないほど衰弱し、担架で家へ運び込まれていた
米へ1000キロ超の薬物密輸を計画したとして、中国・天津出身の男を米検察が起訴。容疑者はすでに中国国内で逮捕されていた。
中国国内にいる外国人の行動や交友関係を、リアルタイムで追跡する監視システムの存在が明らかに。元中国特派員は、自身の個人情報や移動記録がデータベースに登録されていたことを確認し、「背筋が寒くなる」と語った
中国では消費や投資が低迷し、不動産不況や民間経済の停滞が内需を圧迫。一方で輸出は一時的に増加したが、戦争要因による在庫積み増しが背景で持続性に乏しく、専門家は経済の不均衡と成長鈍化を指摘している