あすのシェフさん

がん予防 美肌効果も 人気中国東北料理 ナスとジャガイモとピーマンの炒めもの(地三鮮)

茄子はがんを予防し、美肌効果を持ち、そして、高血圧、高脂血症、高血糖の三高を防ぐことができる健康食品として、近年、注目されています。その原因は茄子の紫色の皮にあります。茄子の皮には豊富なビタミンC、E、Pが含まれており、特にビタミンPの含量が全体の75%です。

ビタミンPは消化器官内のがん細胞の増加を抑制することができ、胃がんや盲腸がんを予防することもできます。また、治療の補助の役割も果たせるため、がん患者の常用食材でもあります。

茄子は夏季の食材であるため、元々紫外線や熱に強く、そして、豊富なビタミンPは、ビタミンCが酸化することを防ぐことができ、また、ビタミンCがメラニンの生成を防ぐ作用を手助けすることもできるので、美白食品として、人気を集めています。

そのため、茄子を食する時は、皮を剝かないことがとっても大事です。茄子で一番栄養価値があるのは実は皮なんですね。

茄子を美味しく食べる料理として、今日は中国東北地方で人気の家庭料理ナスとジャガイモとピーマンの炒めもの(地三鮮)をご紹介します。いつものように下に料理動画を貼り付けますので見てみてくださいね。

 

材料

ジャガイモ 2個

ナス 1本

ピーマン 2個

にんにく 1片

しょうが 1片

醤油 大さじ1

砂糖 小さじ1

酒 大さじ1

オイスターソース 小さじ2

水 50g

サラダ油 50g

 

○水溶き片栗粉15g

片栗粉 小さじ1

水10ml
 

作り方

1、ジャガイモを5mm幅にスライスし、ピーマンは一口大に乱切りする。ナスは縦半分に切り、1cm幅の半月切りにする。

2、にんにく、しょうがをみじん切りにする。

3、フライパンに油を引き、中弱火でジャガイモを10分ほど炒める。ジャガイモの周りが透き通り、表面がこんがりするまで炒め、皿に取り出す。

4、続いて中強火でナスを炒める。ナスの表面に焼き色がついたらピーマンを加え、サッと炒めて皿に移す。

5、油を熱し、中強火でにんにく、しょうがを炒める。香りが立ったら、醤油、オイスターソース、酒、水、砂糖を加え、ジャガイモ、ナス、ピーマンを加え煮立たせる。

6、水溶き片栗粉でとろみをつけ、強火にしてしっかりと火を通す。器に盛ったら完成。
 

コツ・ポイント

中国東北地方発祥の家庭料理、地三鮮(ディーサンシェン)。本来のレシピでは野菜を素揚げしますが、ご家庭で作りやすいよう、あすのシェフさんでは野菜を揚げない簡単に作れるレシピにアレンジしました。

ポイントは、「ジャガイモとナスにしっかりと火を通す!」ことです。
 

食材と調味料の提供元

オーガニック クランデール 

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今日のシェフさんは…

 

料理人 柴 傑(さい けつ)

1967年、中国大連出身。1983年より中国の専門学校で料理を学び始め、以来、中華料理の道ひとすじに進む。86年より日中合弁ホテルで働く。96年、国際倶楽部レストラン料理長。98年、31歳にして中国国家が認定する「特1級調理師」資格を取得。2000年8月に来日、名古屋のシーフードレストランで働く。2008年4月、東京浅草橋「味の宛」料理長。2015年4月、千代田区平河町「ジョニーヌードル」総料理長、現在に至る。2012年および2013年には、米ニューヨークのタイムズスクエアで開催された「世界中国料理技能コンクール」に出場。同コンクールでは、2回とも中国東北料理部門で銅賞を獲得した。