( *chaco* / PIXTA)
神医華佗の物語(5)

不思議な不老養生術

華佗(かだ)は、世界的に普及している奇跡的な養生術「五禽戯(ごきんぎ)」を考案しました。それは若さの維持、更には若返りの効果があるとも言われています。華佗自身は、老いてもなお、若者のように若々しい姿をしており、神仙の様であったため、人々は彼を神医として尊敬していました。

華佗が考案したこの五禽戯は、とてもシンプルで、誰でも簡単に実践できるものです。華佗の弟子である呉普(ごふ)は、何十年にもわたって五禽戯を続けたため、90歳以上も長生きした上、軽快に歩むことができ、耳目聡明で、歯も健康でした。体が弱い人は、五禽戯をすることで体力をつける事ができ、病気の人は、その病の回復を早めることができます。そのような点において、五禽戯はとても有効的な健康法と養生術といえます。

華佗は苦しんでいる人々に同情し、身体鍛錬による健康作用を重要視していました。華佗 は「人間の体は、定期的に動かさなければならないが、過剰に動かしてもいけません。定期的に活動することで、消化機能が強くなり、血や脈の流れが流暢になり、病気を起こしにくくします。ドアの軸のように、毎日回していれば虫は寄生しないでしょう」と言いました。華佗のこのような見解は、天神合一の理に従い、世間万物の道理は全て同じと見なしており、すなわち人も、自然の法則に従わなければ健康にはならないという思想です。

▶ 続きを読む
関連記事
恋煩いで半年も食べられなくなった女性。名医が見抜いたのは、体の病ではなく「考えすぎ」でした。心と胃腸をつなぐ中医学の知恵をご紹介
肌のくすみ、抜け毛、疲れやすさは「気血不足」のサインかもしれません。中医学の視点から、食事・睡眠・運動で内側の活力を整える方法を紹介します
森を歩いたり、緑を眺めたりすると、なぜか心が落ち着く――その感覚には、科学的な理由がありました。自然に触れることで脳のストレス回路や注意力に起こる変化とは?わずかな時間でも得られる意外な効果と、日常に取り入れる方法に迫ります。
ハーブは飾りではなく、栄養豊かな「食材」にもなります。ペルシャ料理に学ぶ、抗酸化物質とポリフェノールを毎日の食事で増やす工夫を紹介します
小さなランタナは、互いに争わず、それぞれの時に咲く。人と比べず、自分の色と出番を信じて生きることの美しさを見つめます