(freeangle / PIXTA)

短時間でウィル・スミスの似顔絵に驚き その手はプリンターなの?

最近、Youtubeで超技術的なスケッチのデモンストレーション動画が紹介されています。動画でこのアーティストは従来のペイント技法とはまったく異なる技法をデモンストレーションし、短時間で絵が完成するので、皆、驚きの声を上げています。



 

これは「dPArtDrawing」チャンネルで制作された動画です。アーティストは次のように書いています。「多くの人が、私はプリンターのように描けると言っています。 確かにその通りなのですが、今まで誰もプリンターと全く同じように描いたことはなかったと思います。今日は、どうしてもプリンターのような絵を描きたいのです」。

伝統的な描き方では、まず紙の上に全体の構造を計画し、紙の中央に十字線を引いたり、補助線を多めにひいたりして、描く対象物を配置し、最初はごく薄い線で対象物の形をなぞり、大きな面から徐々に細部に向かって描いていきます。

インク式、レーザー式を問わず、プリンターを使ったことのある方は多いと思いますが、その際、プリントヘッドを横1列に左から右に向かって使い、素早く正確に紙にパターンを印刷しているのを見たことがあると思います。

つまり、伝統的な絵画では、紙全体を、筆で上から下へ、左から右へ、同時に四方からなぞります。 「本物のプリンターのように描く」とはどういうことなのでしょうか。

そう、彼は本当にプリンターのように1列ずつ、左から右へ、短いストロークで、とても速く描いているのです。 (しかし、動画では、アクションを早回しのようにしています)。

動画では、頭のてっぺんから始めて、短くて濃い髪を左から右に1列ずつ描き、次に額の生え際を描くと、さまざまなグラデーションの色合いに比較的大きな変化があります。約1分後、眉毛が描かれ、続いて目と鼻が描かれ、すべての顔の特徴が現れました。

見ていると、まるで機械を操作しているかのように、何も考えなくても物が出てくるような感覚です。 3分も経たないうちに、有名なハリウッドスターウィル・スミスの頭がページ上に生き生きと浮かび上がってきました。

人物を描くのが1番難しいことは誰もが知っています。肖像画を正しく描くためには多くの訓練が必要です。 動画でこのアーティストは、事前に下絵を描いた痕跡もなく、とても簡単に楽しそうに絵を「プリント」し、しかもかなり正確なイメージを描けているように思います。 初めてこの描き方を見た人は、驚きの声を上げました。

2019年9月12日に公開されたこの動画は、わずか23日間ですでに777万人に視聴され、16900件のコメントが寄せられています。

この動画には、ユーザーの皆さんがあごを引いて驚いていますが、海外のユーザーの皆さんのコメントは、やはりユーモラスで、さまざまなコメントが寄せられています。「今日は彼の額は巨大であることが気付きました!」また、「こんなプリンターを買いたい」「なぜこんな腕前を持ったアーティストが存在するのだろうか!」など、作者に注目が集まりました。

もっと不思議な描き方

この動画に限らず、「dP Art Drawing」チャンネルでは、数多くの動画が制作されており、以下の動画でも、今まで見たことのないような奇抜な描き方が紹介されています。

●直線定規で水平線を引く

顔の部分では、目、鼻、口の立体的な形を強調するために、軽いストロークと重いストロークを使って色の濃淡を描き、機械的な規律感を示すために直線的な水平線を用いています。

●iPadでサークルゲージを使って似顔絵を描く

作家はiPadにサークルゲージを使って描き、スケッチはしませんでした。 ゲージを使って中心から描き、Mr.ビーンの肖像を円で描いていました。

●縫い糸で似顔絵を描く

似顔絵は、服を縫うときに使う白い糸を1本ずつ並べて描いたものです。

(翻訳 里見)

 

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