2021年7月23日、東京オリンピック開会式が行われた(Photo by Richard Heathcote/Getty Images)

東京五輪開会式、米NBCが生中継で中国の人権問題に言及「米の最大競争相手」

新型コロナウイルス(中共ウイルス)の影響で1年延期された東京オリンピックは23日夜、開会式が行われた。開会式を生中継した米テレビ放送局NBCの司会者は、中国代表団が入場した際、中国の人権問題に言及し、「中国は米国の最大の競争相手だ」とバイデン大統領の言葉を引用した。

台湾メディア「中央社」23日付は、米NBCが東京オリンピック開会式をライブ中継した際、意外にも政治的な話題を取り上げたと報じた。

それによると、NBCの女性キャスターは、2022年北京冬季オリンピックを控えている中国に、国際社会は厳しい目を向けていると発言した。西側諸国は、中国当局による香港市民やウイグル人への扱い方に関心を払っていると話した。「米中関係も非常に緊張しており、(バイデン)大統領は中国がわれわれの最大の競争相手だと話した」とキャスターは述べた。

また、台湾代表団が入場した際、同キャスターは「『中華台北』は台湾がオリンピック大会に参加する際に使う名称だ。40年前、国際オリンピック委員会(IOC)が中国当局との交渉で妥協した産物である」と紹介し、「台湾にもオリンピック委員会を設置し、台湾人選手はオリンピック大会に参加できるが、(開会式入場の際)自国の旗を掲げることはできない」と強調した。

一方、中国はNBCが開会式の中継で、中国選手が登場した際に「不完全な」地図を表示したことに対し、五輪を政治的に利用すべきではないと非難した。在ニューヨーク中国総領事館の抗議声明は、中国政府が地図をどのように不完全と見なしているかは明らかにしていない。台湾や南シナ海の紛争中の島が地図に含まれていないためだとみられる。

また、開会式の選手団パレードでは、NHKのアナウンサーが、台湾チームのことを「チャイニーズ・タイペイ」ではなく「台湾」と呼び、「人々を驚かせた」とNBCが報じた。

(翻訳編集・張哲)

 

関連記事
中国の中南大学湘雅第二病院に勤務していた羅帥宇氏が、不審な死を遂げた。生前の録音から、同病院が臓器移植研究のために子供のドナーを求めていた可能性が浮上。彼の家族は、羅氏が病院告発を計画していたことから口封じされたと主張している。
新築ホテル泊まったら内装のにおいがひどかった。滞在翌日子どもが川崎病を発症。ここでも、工事をした業者と管轄政府部門との癒着、賄賂などの存在があるに違いない。公式見解ほど、真実を覆い隠す「嘘」であるということだろう。一般人にできることは、新築ホテルには泊まらないことだ。
子どもは家族を従わせるための「人質」にされる。中国で子を持たないのはある意味「勝ち組」。そして子が産まれなくなるのは、滅びへの原初的第一歩。生まれても不幸にしかならないのなら、誰でもそうする。
まるで凶悪犯扱いの、中国の駅での恐怖な「安全検査」 恐怖を抱くものは、正常ではないというが、まさに。
攫われた子どもたちはどこへ? 中国に存在する「乞食ビジネス」の闇 共感を感じるというミラーユーロンが変異したか消えてしまった非人間の悪行は留まる所を知らない。どうすれば、人間でいられるのだろうか? 中共という闇の根源を実歴史の教訓としなければならない。