北京市にある中国政治の中枢、中南海の一角(Mark Schiefelbein-Pool/Getty Images)

中国の習近平当局、党中央警衛局トップを交代 初めて軍幹部を起用

中国共産党の習近平総書記はこのほど、党中央弁公庁警衛局長の人事を刷新した。警衛局内部の幹部を新局長に充てるというこれまでの慣例を破り、中国軍北部戦区の幹部を就任させた。

中国共産党の警衛局は、党中央弁公庁の管轄を直に受けており、中南海を含む党・政府の重要な施設の警備、党の要人や高官などの警護を担当する。北京軍区には所属していない。米政府のシークレット・サービスに相当する。

香港紙「明報」15日付の評論記事は、北部戦区の陸軍副参謀長である周洪許少将(50)が新警衛局長に赴任との情報を得たと伝えた。また、昨年11月には、福建省漳州市に駐屯する陸軍第31集団軍の歩兵第91師団政治委員だった陳登鋁少将が、警衛局副局長兼警衛局警衛団の政治委員に就任した。

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