一諾千金 約束を守る王子の物語

春秋戦国時代の呉国(現在の江蘇省一帯)はかつて神秘的な雰囲気が漂う土地でした。当時の呉国は辺境とされていましたが、神に見初められ、孫子の兵法の発祥の地として選ばれました。有名な呉越の争いもここで起こったのです。

兵法の発祥地というだけあって、この地の特産品も戦争と関わりが深いものです。呉と越は当時、各地に名を馳せた優れた武器を生産していました。

古歌「徐人歌」の歌詞にこのような一節があります。「延陵の季子かつての約束忘れず、千金価値の剣を腰から解いて墓丘に帯びさせた」。どういうことかと言うと、延陵を封土として授かった呉国の王子季札は、自分の約束を忘れてはいなかったということを表しています。

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