サハラ砂漠に落ちた隕石「地球より古い星からの贈り物」
フランスと日本の科学者でつくる研究チームがこのほど、昨年アフリカのサハラ砂漠に落下した隕石について分析した結果、「約46億年前のもので、地球より形成が早い他の惑星から飛来した」とした上で、人類に知られる最古の流星体であり、その成分も極めて珍しいものだったことを確認した。
現在のところ、地球の天文年の推定値は45億4300万年とされている。複数のメディアによると、この無粒隕石 (エイコンドライト)に含まれるマグネシウムとアルミニウムの同位体を分析した結果、隕石が地球より古く、およそ45億6600万年前に形成されたことが判ったという。
この隕石の分析結果は、太陽系の初期惑星の形成に関して、前例のない貴重な研究機会と材料を提供したことを意味している。
サハラ砂漠のなかの、アルジェリアにあるサーシュ砂漠に落下し、EC 002 (Erg Chech 002)と名付けられたこの隕石の重量は約32 kg。
研究者は、もとは液状であった溶岩が10万年間の冷却と凝固を経て初期惑星の地殻となったものが「ある衝突後」に宇宙空間に飛び出し、最終的に地球に落下したものと考えている。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。