米陸軍、最新中距離ミサイル「LRHW」の射程を公開 台湾狙う中国軍を射程圏内に=報道

米陸軍当局者はこのほど、陸軍向けの新しい中距離ミサイル「LRHW(長距離極超音速兵器、Long Range Hypersonic Weapon)」の射程が2775キロ以上だと初めて明らかにした。中国軍が台湾を軍事攻撃した場合、米軍はグアム空軍基地から「LRHW」を発射し、中国軍の侵攻を阻止できることを意味する。

米軍事政治専門ニュースサイト「ブレイキング・ディフェンス(Breaking Defense)」12日付は、台湾、日本、韓国などアジアの米同盟国の政府が、各国に米軍の同ミサイル配備を許可すれば、このLRHMは中国領土を含む1000マイル(約1609キロ)以上離れたターゲットを攻撃できるとした。

また、ブレイキング・ディフェンスは、「通常兵器による迅速な打撃(Conventional Prompt Strike)」と呼ばれる米海軍版のLRHWは、「太平洋のどこにいても、米軍の潜水艦や軍艦から発射できる」から、中国軍にとって「悪夢のようなシナリオだ」と指摘した。

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