インド沿岸警備隊の災害準備態勢が 人命保護に貢献
インド国防省が発表した新たな報告書によると、2020年後半に壊滅的な2つのサイクロン発生時に先制措置を講じて漁業者等を保護したインド沿岸警備隊(ICG)は、その人道支援・災害救援(HADR)能力の有効性を見事に実証した。
サイクロン「ニバル(Nivar)」と「ブレビ(Burevi)」はそれぞれ11月下旬と12月上旬にインド南部と周辺沿岸地域で猛威を振るった。複数の報道によると、サイクロン・ニバルにより家屋や会社施設が倒壊して少なくとも12人が死亡し、推定600億円(6億米ドル)の被害がもたらされた。サイクロン・ブレビによる死者は少なくとも9人と報じられているが、物的損害は比較的少なかった。
数年前に発生したサイクロンでは漁業者の死亡数が膨大な数に上ったが、今回は先制措置により多くの人命を守ることができた。インドのPTI(Press Trust of India)通信が報じたところでは、2017年11月にインド南部とスリランカを襲った猛烈なサイクロン「オッキー(Ockhi)」により、インド南西部沿岸に位置するケーララ州で操業していた143人の漁業者を含む218人のインド国民が命を落としたが、インドの空軍、沿岸警備隊、海軍により250人以上の漁業者が救助されている。
関連記事
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。
韓国検察は、国の中核となる半導体技術を中国に不正に流出させた疑いで、サムスン電子の元幹部や技術者ら10人を起訴。国家安全保障を揺るがす重大事件として波紋が広がっている
サンタクロースに手紙を書くと、返事が来る? ドイツの小さな町には、毎年28万通ものサンタ宛て手紙が届き、郵便局員が返事を書いているらしい
サンタはもう空の上。米防空司令部が今年も「追跡中」と発表。吹雪でも問題なし、配達は夜9時以降。