(Wonderlane/Creative Commons)
【医学古今】

古代医学の祝由科

  現代医学が臨床で治療科を分類するように、古代医学においてもいろいろな治療科に分類されていました。例えば、明の時代には十三科の分類方法がありました。つまり大方脉(内科)、小方脉(小児科)、婦人科、瘡瘍科(皮膚科)、鍼灸科、眼科、口歯科、咽喉科、接骨科、傷寒科(感染症)、金鏃科(戦傷)、按摩科、祝由科などです。この中の祝由科は現代医学にはありません。

 祝由科(しゅくゆうか)は、呪文を唱えて病気を治療する方法ですが、現代医学はこの方法を理解できないことから、正規の医療から除かれました。しかし、民間ではまだ伝承されているようです。どのような原理で治療効果が発揮できるのかについて医学書に説明は見当たらないのですが、修煉法の書物『轉法輪』の中には祝由に関する説明があります。私はこれを読んで始めて、祝由の治療原理を理解できました。

 

▶ 続きを読む
関連記事
運動が体に良いことは知っていても、脳への影響は意外と知られていません。実は、わずか数分の運動でも気分や集中力に変化が現れ、長く続ければ脳の老化対策にもつながる可能性があります
膝の変形性関節症の予防に、ヨーグルトやチーズが関係するかもしれません。日本の成人約1万人を11年間追った研究で見えてきた、発酵乳製品と膝の健康の意外な関係をご紹介します
実年齢は同じでも、脳や心臓の老化の進み方は人によって異なります。血液中のタンパク質から臓器ごとの「年齢」を推定し、症状が現れる前に病気のリスクを見つけようとする研究が進んでいます
「あのとき、違う選択をしていれば」と、昔の自分を責めていませんか。でも、あの頃の自分には、今ほどの経験も心の余裕もなかったはず。過去の後悔と向き合い、自分に少し優しくなるための言葉をお届けします
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します