(Wonderlane/Creative Commons)
【医学古今】

古代医学の祝由科

  現代医学が臨床で治療科を分類するように、古代医学においてもいろいろな治療科に分類されていました。例えば、明の時代には十三科の分類方法がありました。つまり大方脉(内科)、小方脉(小児科)、婦人科、瘡瘍科(皮膚科)、鍼灸科、眼科、口歯科、咽喉科、接骨科、傷寒科(感染症)、金鏃科(戦傷)、按摩科、祝由科などです。この中の祝由科は現代医学にはありません。

 祝由科(しゅくゆうか)は、呪文を唱えて病気を治療する方法ですが、現代医学はこの方法を理解できないことから、正規の医療から除かれました。しかし、民間ではまだ伝承されているようです。どのような原理で治療効果が発揮できるのかについて医学書に説明は見当たらないのですが、修煉法の書物『轉法輪』の中には祝由に関する説明があります。私はこれを読んで始めて、祝由の治療原理を理解できました。

 

▶ 続きを読む
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます