古代中国人の講じる「気節」とは
君子は「持節(じせつ)」、つまり気節を保つすることを大事にしていました。「気節」とは志気と節操という高尚な品格を指します。具体的に言うと、正義を貫き、威圧を前にしても決して屈しない頑強な精神を持つことです。
「気節」は、中国伝統文化の重要な一環であり、古代中国人の人格基準と道徳の準則です。歴史上数多くの聖人君子は、心の中にある道義と信念のために命すら惜しまず、決して屈しない姿勢を見せました。
孔子は、「自分の志を降ろさず、自分の身分を辱めない人と言えば、伯夷と叔斉の事でしょうか」①と、伯夷と叔斉が気節を保ってきたことに対し、高く評価をしています。伯夷と叔斉は、武力で殷王朝を滅亡させた周の武王に憤りを感じていました。自分は殷王朝の民だと考え、周王朝の食事を断固として拒否した二人は、首陽山に隠居し、やがて餓死しました。孔子は、高潔な志向を持ち、自らの信念を貫き、現実に妥協しないこの二人を高く評価しました。『伯夷列伝』を『史記』の70巻の列伝の第一巻にしたのも、著者の司馬遷の気節に対する称賛を示します。
関連記事
健康のために飲んでいる薬やサプリ、実は普段の食べ物がその効果を弱めたり強めたりしているかもしれません。グレープフルーツや緑茶、イチョウ葉など、身近な食品と薬の意外な相互作用を専門家の解説でわかりやすく紹介します。
春は牡蠣が最も肥える季節ですが、食べ方によっては体に重さや冷えを感じることもあります。にらやしょうがなどと組み合わせることで、春の気の巡りを整え、体にやさしい一皿になります。
「人生をやり直したい」と感じたとき、本当に必要なのはゼロからの出発ではなく小さなリセットかもしれません。環境、時間、習慣、情報、健康――日常を整える5つのシンプルな方法で、人生の流れを前向きに変えるヒントを紹介します。
食事をしたばかりで満腹なのに、なぜかおやつに手が伸びてしまう――。その理由は意志の弱さではなく、脳の仕組みにあるのかもしれません。最新研究から見えてきた「食べ物の誘惑に負けてしまう理由」と対策のヒントを解説します。
頭がぼんやりして集中できない「ブレインフォグ」。その原因は単なる疲れではなく、腸内環境や慢性炎症、生活習慣の乱れが関係している可能性があります。食事や睡眠、運動の見直しで改善が期待できる対策を専門医の視点から解説します。