世界初『抗菌・土に還るネイルチップ』 ファッションを楽しみながら、環境汚染と感染予防の両立を実現

コロナ第3波の影響が懸念される昨今、手指の洗浄や消毒の重要性をはじめとする衛生意識が高まっています。

そのような中、環境に優しいエネルギー開発に取り組むGSアライアンス株式会社(本社:兵庫県川西市、代表取締役社長:森 良平 博士(工学))は、石油系原料を一切使用しない、自然由来のネイルチップに“抗菌加工”を施した『抗菌・土に還るネイルチップ』を商品化しました。

抗菌性を併せ持つ天然バイオマス系生分解性樹脂は極めて珍しく、ネイルチップとしては世界初の製品となります。素材にプラスチックを使っていないため、廃棄後10年で分解され、土に還ります。

“コロナごみ”増加のなかで感染対策との海洋汚染防止の両立ができる素材を開発

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、マスクや衛生用手袋などが必需品になる一方で、マスクやフェイスシールド、除菌アルコールの容器などの、いわゆる”コロナごみ”が大量に廃棄されています。それら石油系原料を用いた新たな”コロナごみ”が、従来からあった食品の個別包装などのプラスチックごみに加わることで、海洋環境へ一層深刻な影響をもたらすと指摘されています。

こうした状況は今後も続くと考えられ、感染予防をしながら、環境への負荷をいかに減らすかが喫緊の課題となっています。

感染対策と海洋汚染防止。GSアライアンスでは、この二方面の問題解決に資する原材料を求めて研究を重ね、ついに「抗菌性を併せ持つ天然バイオマス系生分解性樹脂」を開発。

この素材を、まずは、いろいろな場所に触れることが多いネイルチップに応用して、商品化しました。

ネイル素材には、セルロースナノファイバーという素材を複合化させているため、酸素や水蒸気が通りやすい多孔質構造になっており、爪が呼吸しやすいのが特徴です。

半透明なチップなので、ネイルカラーを塗れば何度も使える上、色持ちもよく長く持続します。

最終的には、廃棄後10年ほどで土に還る素材なので、日常的に安心してご使用いただけます。

ファッショナブルに楽しめて人にも環境にも優しい当社の製品で、爪から始めるエシカル消費。簡単に取りはずしもできるので、爪を長く伸ばせない方やアピアランスケアにもおすすめです。

今後は、抗菌・抗ウイルスの歯ブラシや食器など様々なものに応用し、海洋汚染への対策に取り組んで参ります。

 

GSアライアンス株式会社

GSアライアンス株式会社(創業2010年)は母体である冨士色素株式会社(創業1938年)の内部ベンチャー企業です。環境、エネルギー分野に特化した最先端材料、製品の研究開発を主な事業としています。気候変動、マイクロプラスチックなどのプラスチック汚染問題、環境破壊などの近年の深刻な環境問題に対して具体的な科学技術で解決しようと試みる技術を提案する会社です。具体的には、最先端の蓄電池、各種の天然バイオマス系生分解性樹脂、コーテイング材料、バイオマス系廃棄物からのバイオ燃料、量子ドット、金属有機構造体、イオン液体などの各種最先端材料、製品です。

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