米バイデン大統領「最も重大な競争相手」、中国民主活動家「対中宥和路線の復活」

バイデン米大統領は4日、国務省で外交政策について演説を行った。大統領は中国について、「最も重大な競争相手」と位置付けた一方で、中国当局との協力姿勢も示した。米国に亡命した中国民主活動家の王丹氏は、バイデン政権の下で対中宥和路線が再開されることに懸念を示した。

バイデン氏は、1月20日の大統領就任後、初めて新政権の外交方針について演説した。米中関係に関して、バイデン氏は、中国は米国の繁栄、安全と民主主義価値観における「最も重大な競合国だ」と述べ、経済、人権、知的財産権などの分野で中国側に対抗していく姿勢を示した。

しかし、大統領は「米国の国益に利する場合、中国と協力する用意はある」と話し、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の大流行、環境問題、核拡散などにおいて、中国を含む各国政府と協力すると示唆した。

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