杏林漫歩
中国では、「杏林」は医学界に古くからある専門用語です。医学の専門家は、しばしば自身を「杏林中人」と称します。
「杏林」は三国時代に神医であった菫奉に由来します。菫奉は字を君異といい、福建地方に生まれました。菫奉は、同時代の他の二人の有名な医師、張仲景と華佗とともに「三神医」と称されました。菫奉はルー山で診療を行って、賞賛され、その医術が伝説になりました。菫奉の診療について、その一端が[神仙伝]の十二巻に記録されています。
菫奉は山に住んでいて、田畑を耕しませんでした。日中、彼は患者を診ましたが、医療費を全然請求しませんでした。けれども、重病患者を治療した時は、彼は患者たちに、杏の木を5本植えるように頼むのでした。彼が一般的な診療をした時には、杏の木を1本植えるよう頼みました。
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