フランス人がチーズとパンをパクパク食べても、ワインをガブガブ飲んでも太らないのはなぜだろうか?アメリカで売れている「フランスの女性はなぜ太らないのか」という本がその原因を教えてくれる。次のように太らないひけつを記している。
1.自分の食べた食品を記録する。
毎日、パンを食べなくても、砂糖入りのカフェオレを何杯も飲んでいるかもしれない。あるいは、おなかが空いていなくてもおかずとご飯を全部食べてしまうあなた、これらのことに気づいた時、初めて食習慣を直すことができるのだ。
2.食事は一口ごとに味わい楽しむ。
アメリカの女性は食べることに対して荷重く感じているそうだが、フランスの女性は食べ物に対して全身で感じようとするのだ。フランスの女性は食べ物を非常に気にすることから、逆に食べる量が少ないのである。そして、フランスの女性は出ている料理に対して、それぞれ三口も食べれば、味わい楽しめることができることから、満腹になるまでは食べないのだ。
3.しっかり、ゆっくりと。
作者は、この本は即時に体重を減らしたい人のためではなく、生活方式をどう変えていくかを教えるものだという。また、人が本来持つ自然のリズムに変えて行くのに、少なくとも3カ月を必要とし、問題はこの3カ月間をいかに愉快に過ごせるのかと話している。
4.料理の種類は多種多様に。
より多く品質の良い食物をとることがダイエットのカギである。多種多様の食品が目の前にあれば、自分が今やめている健康に良くない食品を考える暇を与えないのだ。そして、自分で料理をし、新鮮な食べ物を食する絶好の機会なのである。たくさんの料理を一口に丸めて食べるとは、多種多様の料理を作った意味がなくなるから、それぞれの料理は別々にして、食べて味わい楽しむのだ。
5.水をたくさん飲む。
アメリカ人は水をたっぷり飲まないで、のどが渇いたら、ジュースかコーヒーを飲むが、フランスの女性は、水が体重をコントロールする最も良い方法だと知っている。水は体内の水分を十分に保ち、毒素を排出し体をきれいにしてくれるのだ。
6.食事時の基本。
食事の時はテレビを消し、読書をやめ、食べ物に集中し、食事の時間を大切にすべきである。テレビを見ながら食事をする人は大ざっぱに食べるし、もっとたちが悪いのが、食べるために食べる人である。これが最も太りやすくなる原因だ。そうならないように、独身の人でも必ずテーブルに座り、ちゃんとした食器を使い(紙皿などは使用しない)、食べ物をゆっくり噛み、味わうべきである。
7.食べる量を制御する。
たとえば、高級サーモンを食する場合に、たくさん食べる必要はない。また、チョコレートから離れられないなら、高級のチョコレートを用意し、一口だけを食べて味わえば十分に満足ができる。これがアメリカの女性とフランスの女性の根本的な違いなのだ。
8.歩くこと。
フランスの女性は体育やトレーニング・ジムを嫌いますが、歩くことには抵抗がないのです。
9.食事の用意。
フランスの女性は喜んで買い物と食事の用意をする。そして、どんな料理をしたのかを話すのも好きなのだ。彼女らにしてみれば、それは愛情表現の自然の現れ。しかし、フランス以外の多くの文化には、このようなことは既に消えている。アメリカ人のように2週間に1度スーパーで買い物するのではなく、週に、2、3度市場へ出かけ、必要なだけの買い物をするべきである。そして、夕食とランチは自分で作るべきで、慣れると当たり前のことになる。
(編集・望月 凛)
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