防護具の需要100倍、価格20倍に 新型肺炎巡る混乱で=WHO

[ジュネーブ 7日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は7日、マスクや手袋などの防護具に対する需要が100倍に高まり、価格が急上昇していると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な供給に「深刻な」混乱をもたらしたためという。

テドロス・アダノム事務局長は、医療従事者以外の防護具購入によって状況が悪化していると指摘。「供給が不足し、需要が高まれば、より高い価格での転売を目的とした買いだめのような悪習が出かねない」とし、「防護具の需要は通常の100倍に高まり、価格は20倍になっている」と述べた。

また新型コロナウイルスの感染症例が3万件を超えた中国の最前線の医療従事者に防護具が必要と言及。製造業者や販売業者に対し、防護具を最も必要とする医療従事者、続いて患者や看病に当たる人々に優先的に供給するよう伝えたとしたほか、WHOが手袋、マスク、人工呼吸器などの個人用防護具(PPE)をあらゆる地域に送付したことを明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
英国海軍の無人水上艇で、搭載カメラが中国国内IPへ定期通信していたことが判明。国防省は接続を遮断し、機密流出や侵入の証拠はないとする一方、部品供給網の安全性に懸念が広がっている。
中共が南シナ海のスカボロー礁で自然保護区の新たな管理規定を施行した。米国は地域の安定を損なうとして非難。フィリピンとの海上衝突も相次ぐなか、南シナ海をめぐる緊張が高まっている。
WHOの医療物資倉庫がウクライナで攻撃を受け、破壊された。WHOは侵攻開始以来、医療施設などへの攻撃を3148件記録。テドロス事務局長は「医療は守られるべきだ」と訴えた。
ドイツで無人機が相次いで飛来。空港だけでなく軍事基地でも確認された。内相は「外国勢力による攻撃が日常化している」と警告。ロシアの関与も疑われ、ドイツで警戒が強まっている。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が9日、長崎市で開かれた。台湾の李逸洋駐日代表は、長崎市が台湾代表の座席を各国の外交使節団が座る区域の外に配置したことについて、「台湾を矮小化するものだ」と批判し、式典への出席を見送った