なけなしのお米を「分け与えた」物乞いが「与えられたもの」
人生の教訓となる言葉の数々、それが格言です。
「与える心に多くが集まる」「与えることによって与えられる」
こんな格言がぴったりの昔話をご紹介させて頂きます。
その昔、道端で埃にまみれながら物乞いをしていた男がいました。
夜帰る場所もなく、ぼろきれを毛布代わりにして道端に寝泊まりしていました。
路上での生活は過酷でしたが、時が経つにつれ当たり前となっていきました。
ある日物乞いは、「皇帝が街にやって来る」という噂を聞きつけます。
「皇帝様のように立派なお方なら、わしのように哀れな物乞いに手を差し伸べて下さるじゃろう。わしのみじめな生活をご覧になったら、きっと素晴らしい贈り物を下さるに違いない。」
そう考えた物乞いは皇帝一行が通る道端に座り、到着を待つことにしました。
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