確率たった2億分の1?!奇跡の「一卵性三つ子」
三つ子を授かる確率は極めて低いですが、英国リバプールに住む母親のケースは、世の多子出産と比較しても、とてつもなく珍しいものです。
この23歳の女性、ベッキージョーアレンは、妊娠9週目に入ったとき、頭痛のため病院に行きました。彼女は家族が増えるのを楽しみにしていましたが、「二人以上の子どもを授かる」ことは想定外でした。彼女は、三つ子の男の子を授かっていたのです!
ベッキーは、エコーを見ながらつぶやきました。「人生で最大のショックだわ。親族に三つ子なんていないし、あまりにも突然すぎて。。。」
その後、ベッキーは、毎週きちんとスキャンや検査を受けて、31週目に帝王切開で無事三つ子を出産しました。三つ子は、それぞれロッコ、ローマン、ローハンと名付けられ、誕生後数週間で退院しました。
退院後しばらくすると、ベッキーは、他の人たちが彼女の三つ子を見分けられないということに気づき、母親である自分さえ、違いが分からないことを認識しました。
ベッキーは、医者から二卵性の三つ子と聞いていたので、不思議に思い、DNAテストを依頼したところ、驚きの結果となりました - 三つ子は一卵性だったのです。極めて稀ですが、ロッコ、ローマン、ローハンは、同じ受精卵から生まれたのです。
三つ子以上の多子出産は、100,000件のうち5件という非常に低い確率で、そのほとんどが一卵性ではありません。一卵性の三つ子はレアケースなので、医者もなかなか特定できません。一卵性の三つ子ができる確率となると、おそらく100万分の1から2億分の1でしょうし、ごくわずかの事例が確認されているだけです。
三つ子の子どもたちを見分けるのは、ベッキーにとって面倒ではありません。「ごっちゃになることはないわ。寝ているときはみんな同じに見えるけど、三人ともまったく違う性格よ。」とベッキーは言います。
二卵性双生児や二卵性の三つ子の場合は、女性の遺伝子構造により、一回の受精のサイクルで複数の受精卵ができやすくなると言われています。一卵性の場合は、受精卵が分裂して複数の胎芽になるのですが、これは極めて稀な偶然の結果と言えるでしょう。
偶然とか確率は、ベッキーにはどうでもいいことです。
彼女にとって一番大切なことは、明るく元気な三人の息子の存在なのですから。
(大紀元ウェブ編集部)