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ゴミの山に捨てられた新生児 SNSの力で幸せな家族を得る

世界には望まれない子供がたくさんいるが、ありがたいことに他人の子供を育てる責任を担ってくれる思いやりのある人たちがいる。

ヴィノード・カプリはインドのニューデリーを拠点とするジャーナリスト兼映画製作者である。カプリがある日、Twitterを閲覧していると、ある投稿にくぎ付けになった。

それはゴミ捨て場に捨てられていた赤ちゃんが、苦しんで泣いている動画だった。その光景に心を動かされ、カプリは妻で同じくジャーナリストのサクシ・ジョシにそのビデオを見せた。

カプリ氏はCNNにこう語った。「私たちはとても心を乱されました」 

そして奥さんは「私はビデオを最後まで見ることができませんでした。彼女の鳴き声だけで十分でした」と述べた。

本能的に彼らは女の子を助けずにはいられなかった。

「私たちの会話は突然、『彼女を養子にするべきよ』と変わりました」とジョシは付け加えた。

そこでジョシは、赤ちゃんについての情報を求める依頼文をツイッターで送った。すぐに多くの人が赤ちゃんの居場所に関する情報や手がかりの捜索に参加し、ツイートを拡散していった。

ついに、夫婦はその赤ちゃんがインドのラジャスタン州にいるという情報を得ることができた。

それから、カプリは友人のラフル・チュドリーの助けを求め、ラフルはナガウルのジャワハルラールネルー政府病院でその赤ちゃんを発見するに至った。赤ちゃんは重体で入院しており、チュドリーは病院を訪れて赤ちゃんのビデオをカプリに送った。カプリはビデオをTwitterに投稿し、フォロワーに小さな女の赤ちゃんの様子を知らせ続けた。

そして夫婦はツイッターで赤ちゃんを養子にすることを発表した。

女の子に会うためにナガウルまで500キロメートルの道のりを運転した。「なんとも言えない気持ちです。私と妻が感じたものは言葉を超えています。私は言葉を完全に失いました。」とカプリは言った。

父の日に、赤ちゃんを抱いている夫婦の写真に「カプリ一家は彼女を家族に迎え入れることを熱望している」とキャプションをつけてTwitterで共有した。

彼らは、カプリのTwitterのフォロワー数人によって提案された 「ピュー」という名前で彼女を呼んだ。「それは鳥の名前で、私が監督した映画のタイトルです。主人公は2歳です」とカプリは述べた。

1.6キログラムで通常の体重を下回っているが、リトル・ピューは元気だ。

彼らの親切さに対してあるユーザーは次のようにツイートした。「私たちはお二人のような夫婦を祝福します。世界の全ての幸せがこの素敵な家族に降り注ぎますように。

(大紀元ウェブ編集部)

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