数千年前、大洪水は本当にあったのか?

古に大洪水があったという伝説が各民族に伝えられています。例えば ギリシャ、インド、マヤ文明など。また、聖書に記されているノアの箱舟の物語もそうです。

中華民族にも大禹治水の話があります。当時の大洪水の規模と被害の甚大さ、そして、その治水の難度は現代人類の想像を超えるものです。そのため、多くの人はそれが神話伝説だと思い込んでいます。しかし2016年、米科学誌「サイエンス」に掲載されたある研究論文で、その伝説の歴史の存在を証明する有力な証拠が示されています。

論文は南京師範大学地質学者・呉慶龍さんが率いるチームが発表した研究結果です。2007年、彼が中国黄河沿岸で調査を行った際、一部の沈積物の厚さが尋常ではないことを発見しました。大洪水による沈積物は20メートルの厚さで、黄河の位置から50メートルも高くなっていました。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。