編笠百合(アミガサユリ)
茶席によく馴染む 茶花
編笠百合は中国原産で日本全国に栽培されているユリ科の半蔓性多年草。薬草、観賞用として植えられていますが、半野生化しているものもあります。早春に、茎の先端部に1、2個ずつ、淡黄緑色の鐘状花をやや下向きにつけます。花被(ガクと花冠)の内側に紫色の網目状斑紋が見られます。
独特の風合いから、茶席にあっても良く馴染み、茶花として珍重されています。茎は直立し上部で線状葉に、そして、先端が巻きひげ状となります。6月頃、茎と葉が枯れる頃に鱗茎を堀上げ、十分天日乾燥したものが生薬の貝母(ばいも)で、この内、日本市場品は主に浙貝母(せつばいも)です。大粒の白くて充実した鱗茎が上質です。
同じユリ科にコバイモがあります。日本中部から四国にかけての山地の日陰に自生し、淡桃色の鐘状花が下向きに咲きます。変種のコシノコバイモの特徴は花被片の縁に毛状突起があることです。いずれも茶花に好まれますが、絶滅種として挙げられています。
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