12月22日は冬至である。一年中で最も夜が長い日で、古くからこの日を境に陽気が戻り始めるという「冬至一陽生説」がある。冬至は24節気の中で最も重要な日で、陽歴の12月22日か23日にあたる。この日、日本では柚子風呂にはいり小豆粥を食べる風習があるが、中国でも小豆粥を食べる地域があるそうだ。
中国では「湯圓」(もち米の粉で作っただんごの一種)を食べることはよく知られているが、実は広い中国、地域によって冬至に食べるものはさまざまである。満州族は冬至に天と祖先を祭った後、お供え物の豚肉を水煮にし、親戚・友人と分け合う。陝西地方では疫病をまき散らす悪鬼が冬至の日に現れると信じられており、この鬼が小豆を怖がるので疫病を避けるため小豆粥を煮て食べる。北方の人は湯圓ではなくワンタンを食べる。西北地方では大半が餃子を食べており、民間では「冬至の餃子を食べれば、耳が凍らない」という言い伝えがある。
(翻訳/編集・坂本)
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