自らの美貌におぼれる皇帝を諫めた皇后

五胡十六国時代、前趙(ぜんちょう)の皇帝劉聡(りゅうそう)(?-318年)には劉蛾(りゅうが)という賢明な皇后がいました。劉蛾は美しく知性に富んだ女性で、皇帝に適切な助言を与えました。

劉蛾は太保・劉殷(りゅういん)の娘で、幼いころから聡明で勤勉でした。昼間は裁縫などの手仕事に専念し、夜には典籍を読みました。女中からは早く寝るようにと言われながらも、勤勉に学問に勤しみました。劉蛾は兄たちと典籍の内容について議論する時、いつもユーモアで奥深い道理を述べたことから、兄たちは彼女の才能に感服するばかりだったそうです。

劉蛾の容姿はたいそう端麗で美しく、振る舞いが上品で礼儀正しい女性でした。そのため劉聡と結婚したのち、おおいに可愛がられました。

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