6月3日、シンガポールで開催されたアジア安全保障サミットに出席した仏パリル国防相(NICHOLAS YEO/AFP/Getty Images)

英仏、米軍の南シナ海での「航行の自由作戦」に参加表明

海洋進出を進める中国共産党に対して、欧米各国による包囲網が強まっている。英仏の高官は3日、シンガポールで行われた国際会議で、米軍の南シナ海での「航行の自由作戦」を支持すると表明した。また、同海域で、英仏の海軍も合同で艦船を航行させ、米軍の作戦に参加するとの意向を示した。

シンガポールで開かれたアジア安全保障サミットで、仏のフロランス・パルリ国防相と英のギャビン・ウィリアムソン国防相がそれぞれ表明した。

米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)5日の報道によると、パルリ国防相は、仏海軍の海上任務部隊(Maritime task group)と英の艦隊とともに、6月11~17日にかけて南シナ海の一部地域を航行し、その後シンガポールを訪問すると明らかにした。国防相によると、2017年に少なくとも5隻の仏軍艦が南シナ海を航行した。

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