メイ氏の辞任、EU離脱派・残留派双方から支持=元英保守党議長
[ロンドン 6日 ロイター] – 英国のグラント・シャップス元保守党議長は6日、メイ首相に代わる党首の選任を支持する30人の議員の中には欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)支持派も反対派も含まれると明らかにした。
シャップス氏はこの日、メイ氏は保守党の党首選を実施すべきだと述べ、最大30人の議員が党首交代を支持しているとの見方を示した。
同氏はBBCラジオで、さまざまな議員がメイ氏の辞任を求めているとし、「EU残留派もいれば離脱派もいる」と言明。「彼らが特定の候補で自動的に合意することは決してない。特定の個人を後押ししようというものではない」と述べた。
こうした動きを受け、離脱支持派のゴーブ環境相は、メイ氏が首相の座にとどまることを望むとの立場を表明した。
ゴーブ氏はBBCラジオで「メイ氏には首相の資質があり、これまで首相として優れた仕事をしてきた」とし、「この先何年にもわたりメイ氏が英国の首相を務めることを望む」と述べた。
*本文3段落目の誤字を修正して再送します。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。