血塗られたビジネス
臓器の待機時間はわずか4時間…党中央が指揮する中国の臓器収奪
「肝臓移植が入院からわずか4時間で行われる…こんなことは医学上ありえない」。中国では、多くの法輪功学習者から強制的に臓器を収奪されている、との証拠がいまだに出続けている。最近、公開されたドキュメンタリー映画『臓器狩り 10年の調査(活摘十年調査)』は、この残虐行為は、中国共産党の中央が指揮していると伝えている。
冒頭は、世界平均2~3年の待ち時間を要する移植手術が、上海長征病院で異常な速さで行われた、という映画の主な出演者・汪志遠氏の言葉だ。汪氏は、中国で30年間、空軍医として在籍した後、1995年に渡米。ハーバード大学で心血管疾患の研究員となった。汪氏は法輪功迫害について調べる国際組織「追査国際」(WOIPFG、本部=米国)の創設者兼代表でもある。
監督は、中国テレビ芸術の最高賞「金鷹賞」を3回受賞した、南京市テレビ局元ディレクター・李軍氏。映画は、2017年1月にハリウッド国際独立ドキュメンタリー映画祭で最優秀監督賞と最高海外ドキュメンタリー映画賞を受賞した。
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