「一帯一路」サミットが開かれた北京の雁栖国際センター周辺で警備する保安スタッフ(NICOLAS ASFOURI/AFP/Getty Images)
元の国際化狙う中国

実は規模の小さい「一帯一路」、投資規模は対外投資総額の9%=海外専門家が分析

今月15日に中国北京で閉幕された「一帯一路」経済圏構想の国際サミットについて、海外各メディアや専門家はこのほど、その構想をめぐって、投資規模減少の事実、当局の政治介入への懸念、参加国の政治経済的不安定など潜在的リスクの存在、と多くの問題点が残されていると指摘した。

在米中国問題専門家の何清漣氏は、米政府系ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に「一帯一路」について評論を寄稿した。何氏は当局が挙げた2つの新シルクロードにある多くの国はすでに中国と投資・貿易関係にあったと指摘した。

「現在、世界224カ国と地域のうち、中国はすでに170カ国と地域と経済貿易関係を築いた。この事実から、これらの国を「一帯一路」に組み入れるのは形式上の話に過ぎない」との見解を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
IMFは中国の経済成長率見通しを下方修正した。不動産市場の低迷や消費・民間投資の弱さが続く一方、中国経済は輸出への依存を強めている。EUとの貿易摩擦や「中所得国の罠」など今後のリスクを読み解く
少子化対策は給付金だけで十分か。人口減少を単なる家計や労働力の問題にとどめず、歴史と文明の危機として捉え直す。近代の個人主義を見つめ、家族を公共善として次世代へ命と文化を継承する倫理を問う論考
中共空軍が初めて海外に基地を設置した。中共軍は、東南アジアのラオスの首都ビエンチャンから北へ約48キロのバンクン空港に、「中国・ラオス共同支援訓練センター」を設置した。
米国とオーストラリアが共同開発する極超音速巡航ミサイルHACMが初の試験投下を実施。スクラムジェットの仕組みや開発遅延、コスト、中共のA2/AD戦略への対抗手段としての役割を解説する
一人の人間は、どこまで豊かになってよいのか。マスク氏の巨万の富をめぐる議論は、資産の額だけでは答えられない。肝要なのは、その富がどのように生み出されたかという視点だ