日本文化
京都の聴竹居など 国の重要文化財、あらたに10件=文化審議会答申
文化庁は5月19日、新たに10件の建造物を重要文化財に指定するよう、松野博一文部科学相に答申した。
注目されているのは、京都府乙訓郡大山崎町にある京都帝国大学教授だった藤井厚二氏の自邸。日本の気候風土に合わせた住宅様式を探求し続けた藤井氏の研究の集大成と言われている。1928年前に建てられた木造住宅建築物で、聴竹居(ちょうちくきょ)と呼ばれている。
住宅研究を重ねる藤井氏は1920年からほぼ2年おきに自邸を建てた。聴竹居は現存する最後の作品で、和洋折衷のデザインを組み合わせた戦前の木造住宅建築の代表作とされる。モダンでありながらも、数寄屋技法などの日本の伝統的な技術が取り入れられている。
関連記事
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
冬になると腰や膝が冷え、関節が動かしにくくなる――。中医学では、こうした不調は体の内側の冷えと関係すると考えられています。かぼちゃと小豆の「いとこ煮」は、巡りを整える養生食として親しまれてきました。
透析患者の命を脅かす心筋梗塞リスクを、魚油が大きく下げる可能性が示されました。大規模臨床試験が明らかにしたオメガ3の効果と注意点を解説する注目の研究報告です。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。