環境監視
32年の地球上の変化を可視化 Google Earth Engine
Googleは、32年で地球がどのように変化したかを動的な地図で描写するオンライン環境監視プラットフォーム「Google Eearth Engine」を発表した。
このサービスを利用すれば、1984年から2016年までの地球の環境が、人類の活動により変化していくのがわかる。データを編集したカーネギーメロン大学創造研究ラボによると、映像は、5つの衛星から500万以上の衛星写真をつなぎ合わせたものだという。
多くの画像データは、70年代から地球監察プログラムを運行させるアメリカ地質調査所(USGS)とアメリカ宇宙航空局(NASA)から引用している。
日本では、たとえば川崎市から東京湾を横断して木更津市へかかる高速道路「東京湾アクアライン」が出来上がっていくのを確認できる。地方都市でも、特に港湾部はあらたな埋め立てや増築で、地形が変化していく。
中国の各都市は、爆発的な速度の開発により、都市がハイスピードで拡大していくのが見て取れる。都市人口も増大した。これは、地方の村落から人々が離れていったことを意味する。
Google Earth Engineがあらかじめ表示させる地点には、ドバイの人工島の建設、エジプトの湖から用水を引く工事、アマゾン河流域の熱帯雨林、中国のソーラーシステムの大規模建設などがある。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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