珍事

900万円の展示物クロスワードに書き込み、91歳の女性を事情聴取

最近、ドイツの美術館に展示されている展示作品のクロスワードに、91才の女性がボールペンで書き込んでしまうという珍事があった。作品は約8万ユーロ(約900万円)。ドイツ警察は女性を注意した。英テレグラフが14日に伝えた。

書き込まれたクロスワードは、ニュルンベルクのノイエス博物館に展示されたArthur Koepckeの1977年の作品。伝えられるところによると、作品の解説表示には「言葉を埋めてください」とあった。

女性は年金受給者で、団体旅行者の1人。警察に対し「単に指示に従っただけ。書いてほしくないなら博物館はダメとはっきり表示するべき」と話したという。

博物館の責任者エヴァ・クラウス氏によると、作品に対する損害は酷いものではなく、修復可能。責任者は「高齢女性に悪意はなかったと理解する」とし、修復費用の数百ユーロ(数万円)は美術館が負担する。

博物館は、展示作品の説明表示を変える予定だ。

 (翻訳編集・佐渡道代)

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