仲裁裁判所 南シナ海めぐってまもなく判決下す、中国の反応に注目

日本時間本日午後4時ごろ、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所は中国が南シナ海における9割以上の管轄権を主張しているに対して、フィリピンが3年前に国際的な仲裁を申し立てた件について判決を下す予定。

米国など国際社会の多くの専門家は、仲裁裁判所はフィリピン側に有利な判決を示すと予測しており、今後中国側がどのような反応を示すのか、また南シナ海においてどのような動きに出るのかを注目している。

11日付英紙「ガーディアン」によると、一部の専門家は仲裁裁判所の判決に対し、中国は非難と強い不満の態度を示し、フィリピンからの輸入に制裁を加えるなどの措置は採るが、南シナ海で軍事的な行動をとる可能性は低いとの見解を示している。一方、中国国内で反米や反フィリピンの民族主義を大いに煽ってきた中国当局にとって、国際法の下で負けることはメンツが潰れ、報復の目的で南シナ海において、米軍やフィリピン軍に対して軍事行動を行う可能性も否めないと予測する専門家もいる。

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