3月3日 桃の節句「ひな祭り」
3月3日は、女の子の健やかな成長を願い、綺麗な雛人形を飾ってお祝いをする「ひな祭り」。我が家でも娘が1才の頃から毎年欠かさず、2月始めに雛人形を飾った。3月3日になると雛ケーキを買い、ちらし寿司やハマグリのお吸物を作り、母は孫のために昔ながらのひし餅を作ってくれた。晴れ着を着た娘を雛人形の前に座らせ記念撮影をしてお祝いをしたものだ。我が家の楽しい春の行事の一つだった。
ひな祭りは、平安時代に古代中国から伝わってきたもので、もともとは女の子のお祭りではなく、邪気が入りやすい季節に「穢れ(けがれ)」を祓う儀式だった。中国では「季節の変わり目は災いをもたらす邪気が入りやすい」と考えられ、3月最初の巳の日に水辺で禊ぎを行ったり、盃を水に流して自分の所に流れ着くまでに詩歌を読む「曲水の宴」を行う風習があった。これがやがて遣唐使によって日本に伝えられ、禊ぎの神事と結びついたといわれている。
現在のように女の子の節句として祝うようになったのは、戦国時代が過ぎ、平和になった江戸時代に、徳川幕府によって「上巳の節句(3月3日)」は五節句の一つに定められ「端午の節句」が男の子の節句として祝われることに対して、旧暦で桃が咲く頃の3月3日が女の子の節句として定着した。
関連記事
握力、安静時心拍数、ウエスト身長比。長寿や健康寿命の手がかりになる5つの指標と、改善のヒントを紹介します
燃える町から父を背負い、息子を連れて逃れる英雄の姿に、古代ローマ人が大切にした責任、冷静さ、勇気を見つめます。
60代の中医師が実践する、体も心も軽くなる「老けない生き方」とは?五色を意識した朝食や下半身を鍛える「宇宙散歩ラン」、仕事や付き合いを削ぎ落とす暮らしの引き算。60歳を過ぎてから人生を最高に楽しむための食事・運動・メンタル術を明かします。
帰っても落ち着かない、なんとなく居心地が悪い。そんな家を「ただいま」と言いたくなる場所に変えるには、高いお金も特別なセンスも必要ありません。今日からできる6つのシンプルな方法を紹介します
千年の歴史を支えてきた宣紙。過酷な水火や鍛錬を経て生まれる一枚の紙が、いかにして筆墨を受け止め、文脈を後世へ紡ぐのか。無言の紙漉き工程から天地の理や生命の在り方を読み解く、静謐で深い思索に満ちた一編