中国伝統文化百景(16)
理想の国作りと華胥氏の国に遊んだ話
帝王の位についた黄帝にとって、天下をいかに治め、世の中をいかにして天人合一の理想的な状態にさせることができるかなどが、最重要な課題になった。『列子』黄帝篇第二では、理想の国を作るために自省しつつ道を求める黄帝の逸話が記されている。
黄帝が帝王の位についてから十五年。天下の人民が己れを帝王として推戴していることを喜び、己の生命力を増進しようとして耳目の欲望を楽しませ、鼻や口で美香・美味を楽しんだ。しかし、そのためいよいよ、げっそりとして肌の色は黒ずみ、ぼんやりとして五官のはたらきや調子が狂ってしまった。かくて黄帝は、ふっとため息をつきながら、こう嘆いた。
「わたしの過ちは深刻だ。わが身一つを養おうとしても、その弊害はこのようにひどく、天下万物を治めようとしても、その弊害はこのようにひどい」
関連記事
「いい塩梅」の語源は、文字どおり塩と梅。梅を漬けると生まれる梅酢と塩の加減から生まれた言葉は、やがて人間関係や国を治める知恵を表す言葉へと広がっていきました。
寛大な人は特別な性格だからではなく、周囲の人の気持ちや変化に気づく力が高いのかもしれません。研究が示す「寛大さを育てる方法」を紹介します。
慢性炎症は、老化や糖尿病、認知症など多くの病気の背景にあると考えられています。専門家が、免疫バランスと腸内環境の関係、そして健康寿命を延ばすために今日からできる習慣をわかりやすく解説します。
肩や首の痛みの原因と対処法を、リハビリ専門医が解説。正しい座り方・枕の選び方・毎日できる3つのストレッチで、慢性化する前にセルフケアを始めましょう
30代、40代のビタミンD不足が、将来の脳の健康に影響するかもしれません。最新研究では、認知症の症状が現れる何年も前から脳に変化が起きる可能性が示されました。今からできる対策をわかりやすく紹介します。