中国伝統文化百景(10)

伝説上の最初の帝王―伏羲

伏羲(伏義、伏儀という表記もある。前3350年?~前3040年?)は、古代中国の伝説と神話に登場する神、または伝説上の帝王である。伏羲は風姓、別名に宓羲、包犠、庖犠、伏戯などがある。伏羲に関してはさまざまな説があるが、「三皇」の一人に挙げられ、中華民族の人文の始祖と崇拝されることにほぼ異論はないようである。

『史記』三皇本紀によれば、伏羲氏は風姓であり、燧人氏に代わって、天位をついで王となった。母を華胥といった。華胥は雷沢(雷沢の場所に関しては、山東省や山西省などの説があるが、甘粛省にある説がもっとも有力と思われる)で神人の足跡を踏んで、伏羲を成紀(甘粛省)で生んだ。伏羲は蛇身人首で、聖徳があった。

伏羲は仰いでは天象を観察し、俯しては地法を観察し、あまねく鳥獣の模様と地の形勢を見きわめ、近くは自身を参考にし、遠くは物事を参考にして、はじめて「八卦」を画し、かくして神明の徳に通じ、万物をその本質に適合しておさめた。

▶ 続きを読む
関連記事
運動が体に良いことは知っていても、脳への影響は意外と知られていません。実は、わずか数分の運動でも気分や集中力に変化が現れ、長く続ければ脳の老化対策にもつながる可能性があります
膝の変形性関節症の予防に、ヨーグルトやチーズが関係するかもしれません。日本の成人約1万人を11年間追った研究で見えてきた、発酵乳製品と膝の健康の意外な関係をご紹介します
実年齢は同じでも、脳や心臓の老化の進み方は人によって異なります。血液中のタンパク質から臓器ごとの「年齢」を推定し、症状が現れる前に病気のリスクを見つけようとする研究が進んでいます
「あのとき、違う選択をしていれば」と、昔の自分を責めていませんか。でも、あの頃の自分には、今ほどの経験も心の余裕もなかったはず。過去の後悔と向き合い、自分に少し優しくなるための言葉をお届けします
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します