自分の過ちに気づき、生まれ変わる(四)

【大紀元日本5月7日】清の時代、揚州に王中丞(おうちゅうじょう)という男がいた。彼は幼いときに父を亡くし、家族は非常に貧しかった。彼は文才があったため、人々の訴状を代筆することで家計を助けた。20歳になり、王中丞はたびたび科挙の試験を受けたが、受からなかった。

ある日、王中丞ははっきりとした夢を見た。夢の中には堂々とした帝王が真ん中に座り、臣下たちが周りを囲んでいる。帝王は臣下たちから渡された巻物に目を通すと、人名が書かれた箇所になにやら書き込んでいた。帝王は一通り作業を終えると、紙切れを王中丞の前に差し出した。

紙には、王中丞が科挙に合格し、高位の官職に就くと書かれている。しかし、彼は悪人のために訴状を代筆したことがあるため、「運命は変わる」とあった。彼が書いた虚偽の訴状により、無実の人々が苦しんだというのだ。このため、彼に授かる予定だった福運が、すべて取り消されることになっていた。

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