中国北部で砂嵐 北京市、建物倒壊で死者2人

【大紀元日本4月20日】中国北部各地で16日から17日にかけて砂嵐が発生した。砂埃を巻き上げた嵐が都市を襲い、視界がほぼゼロになり、交通事故が続発した。北京市内では、建築現場の外壁が砂嵐の影響で崩れ10人が下敷きになり、うち2人が死亡した。

中国国内のメディア報道によると、今年3度目の砂嵐に見舞われた北京では、多くの場所で強風のために街路樹が根こそぎ抜け、車などに被害が出ている。

一方、フフホト、石家荘などの多くの地区でも16日に強い砂嵐が発生した。甘粛、陜西、山西、河北、北京等の一部の地区では、今後、砂ぼこりの多い日が数カ月続く可能性があるという。

 

根こそぎ抜けて倒れた街路樹(Stringer: ChinaFotoPress / 2011 Getty Images)

 

 

 

倒れた街路樹を片づける人々(Stringer: ChinaFotoPress / 2011 Getty Images)

 

 

 

 

石家荘では砂嵐に見舞われ、マスクなしでは外出できなくなった(ネット写真)

 

 

 

 

砂嵐に見舞われたフフホト市(ネット写真)

 

(翻訳編集・余靜)

関連記事
中国・広東省深圳の深圳日本人学校の男児(10)が通学中に刺殺された事件は、今日で1カ月になる。拘束された容疑者(44)について、中共当局は「捜査中」として動機をいまだ明らかにしておらず、事件の背景は未解明。
最近、中共(中国共産党)が一連の市場救済策を発表した後、株式市場は急速に上昇し、多くの新しい株主が「急いで市場 […]
中国が打ち上げたロケットの残骸と思われる物体が、「またも」村に落下した。このまま、中共にロケット実験をさせておくと、ゴミを気にしないのだら、宇宙がゴミだらけになる日も近いのでは? にもまして、人の頭に落ちる可能性があるのなら、実験を止めるべきだと考えないのだろうか?
中国の景勝地でまたも「サル被害」。泣きじゃくる被害女性の動画はSNSで注目。サル社会は弱肉強食らしい。何も知らないお人よしは良いカモなんだね。まるで日本人と……。 冒頭の階段に座っている人、いいキャラだしているね。
中国のEV産業が需要減少と価格競争に直面し、北京の支援撤退後、地方政府が補助金で支援。しかし財政難の中、持続不可能な状況に陥っている。今後、業界統合と経済回復への新たな障害となる可能性がある