【呉校長先生の随筆】 ー我が子への卒業祝いー
私の三女は中学校の卒業式を終えると、大勢のクラスメイトをがやがやと連れて、「パパ、卒業したよー。お祝いちょうだい!」と興奮しながら家に戻って来た。「まずは、ブラッド・ピットの映画を見て、新しいパソコンを買ってから、四川料理を食べに行って、電子辞書を買ってもらう・・・」と、彼女の希望リストを読みあげた。
リストの内容は、2~3週間前から、彼女から何度も聞かされている。「全く問題ない。全部実現しよう。でも、これらは君たちへの卒業祝いにはふさわしくないね」と私は言った。子どもたちは疑うような目で私を睨み、「なぜ?」 と聞いた。
「皆はもう15歳だろう。ならば、準成人ということだから、それなりのプレゼントでなければならないね」と答えた。子どもたちは頷きながら、興味津々に私を見つめ、話の続きを待った。
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