【大紀元日本9月8日】道ばたでよく見かけるタンポポ(蒲公英)。この小さくて可憐な野草は、実はとても大きなパワーを秘めている。古代、タンポポは薬草として珍重されていた。清代末期の名医「張錫純(ちょうしゃくじゅん)」は、タンポポの優れた効能と即効性を強調している。
例えば、タンポポは「急性乳腺炎」「急性結膜炎」「急性肝炎」の緩和に最適だ。というのも、タンポポは脾胃に入るので抵抗力を高めることができ、さらに熱も除ける。そのため、各種炎症に対して有効なのである。
ただし、タンポポは熱を除く寒冷性の物なので、摂りすぎには要注意だ。例えば、体が疲れていたり、胃が弱っていたりしたら逆効果になってしまう。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」なのである。
【使い方】
① 急性結膜炎に対して
材料: 乾燥タンポポ 25~50グラム
菊の花
金銀花(スイカズラ)
方法:これらを煎じた汁で目を洗う。または内服。
②急性乳腺炎
方法:生のタンポポを汁が出るまでついてから、直接貼る。
③急性肝炎
材料: タンポポ 25グラム
茵蔯(いんちん) 25グラム
土茯苓(どぶくりょう) 25グラム
白茅根(チガヤ) 25グラム
方法:これらを煎じて飲む。
詳しくは新唐人テレビ局の『漢方の世界』でご覧下さい。
(翻訳・河合)
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