バラの伝説
【大紀元日本5月17日】バラの花は「愛」の象徴として良く知られている。毎年バレンタインデーに愛する女性へ「私はあなたを愛します」という言葉の代わりに贈るものとして若者からお年寄りまで皆に愛されている。しかし、昔バラは花が咲かない植物であったという説がある。バラの花が咲くようになった背景には誰も知らない美しい「愛」の物語があると伝えられている。
遥かなる昔、「水山」と呼ばれる山の山頂に流れる「金泉」と呼ばれる綺麗な清泉があった。「水山」のふもとに村があり、そこには龍郎(リュウ・ラン)という名前の男の子と翠屏(ツウィ・ピン)と呼ばれる女の子が住んでいた。ふたりは幼いころに共に両親をなくし、龍郎は彼の両親が唯一残した斧で柴を刈ることで、翠屏は薬草を採ることでどうにか生活をしていた。似たような境遇の二人はいつしか互いに愛するようになった。
ある日、東山で柴を刈っていた龍郎は、眠気にさそわれ、柴に寄りかかり寝てしまった。眠りの中、かすかに花の香りがし、それにつられて行ったところ、「水山御苑」という名が書かれている洞窟の前まで来ていることに気が付いた。幼い頃から水山で柴を刈っていた龍郎にとって、水山のことなら言うまでもなく詳しかったが、ここは今までに見たこともない初めてのところだった。中に入ってみると、名もない綺麗な草花が咲いていることに驚いた。
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